レポート:了一ラボ

自分の為の備忘録

契約書

契約書を書く、というのは大人になれば付いて回る出来事であるが此度は心持ちとしても今までにない機会であった。新しい生活へ動き出しているんだなという実感が足元から沸々と湧いてくるような何ともこそばゆい気持ちだ。

一重に明るい希望だけではないのもこの年齢や今の自分の立ち位置を物語る様で、自由という足枷が如何に重たいかを改めて噛み締めながら自分の名前といずれ離れる生家の住所を書いた。

 

幸運な事に文字列を読む事が好きな性分の為、注意事項や契約に関する条約を読んでいくのは苦ではない。しかし一々解釈をして止まってしまうが故になかなか読み進めることが難しい。契約書というのは案外面白いことが書いてあったりもするのだ。因みに、石油ストーブは使えないようで違う暖房器具を考えなければならない。

 

考えるべき事が沢山あるというのは非常に疲れるが、同時に楽しくもある。人間というのは少し苦痛や限界であった方が良いパフォーマンスを期待できる事は有名だが日常においても、それは反映されているのであろうかとtodoリストが山のように積み上がったリマインドを見て考えている。

面倒事を後回しにしてしまう悪癖があるので、自立の為にも自己管理の徹底をしなければならないな、と思う。思う分には良いのだ、ただ、それが実行できるかにムラがある事が大きな問題であって、中々これが改善できない。今朝方も、どうにか間に合ったが4つあったやるべき事をギリギリまで手をつけず慌てて前日からやり出したという有様で、我ながらこんな状態では一人でやっていけるのだろうかと不安になる。なにせ誰も助けてくれないのだから、自分を甘やかしたツケがダイレクトに自分に跳ね返ってくる。

 

過去に東京で暮らしていた知人が、「実家の有難みは一人暮らし1ヶ月で痛い程感じるよ。」と言っていたが、私は既に実家の有難みをしゃぶり尽くして不安が骨を出している。本当に大丈夫か.......?と思考を廻らす日々である。

 

そして割印は難しい。こういう所に経験値というのが表れるのだろうなと思う。